千葉県八街市で2021年6月28日に起きた交通事故をきっかけにこのページを作り始めました。以前からいたる所に危ない道があることが気にはなっていたのですが、少しでもいわゆる『危険な道路』が無くなる為にはどうすればいいのか、色々と考えています。まず、根本的な問題として、道路の幅が重要であることは間違いありません。八街市の事故現場の道幅は約7mで、同じような道路は全国至る所にあります。

 この7mという道幅は罠のような危険な数字です。自動車の対面通行が可能ですが、歩行者や自転車の安全な通行を考えると必ずしも十分な幅ではありません。むしろ幅が5m未満の道の方が車はスピードを出せないので大きな事故は起きにくいかもしれません。八街市の事故現場は、歩道と車道を区切る白線すら引かれていなかったそうです。白線だけで完全に歩行者を守ることはできませんが、それすら無かったというのは誰からみても明らかに危険な道路であったことは間違いありません。

 少なくとも、歩行者の通行を制限していない道路で、道幅9m未満の道路は一方通行にすべきす。どうしても対面通行にしたいのであれば、歩行者の通行を禁止すべきです。要は車と歩行者のどちらにも良い顔をする八方美人ではいけないのです。

 こういった事故が起きると、必ず十分な道幅とガードレールが設置された歩道が必要で、その為には新たな用地買収と工事費用が必要で、実際に安全が確保されるまでには長い年月がかかるといった話になりますが、そういった考え方は間違いだと思います。そもそも現在の幅7mの道路は自然に出現したわけではありません。最初に幅7mの道路を作る際に使用目的を明確にして、歩道のある一方通行の道路とするか、自動車専用の対面通行の道路とするか決めて作れば良いのです。

 八街市の事故現場付近には、事故後に白線が引かれたそうです。ですが、歩道の幅は十分ではなく、車道の幅も車がすれ違うのには不十分です。今すぐにでも一方通行にするか、歩行者の通行を禁止すべきです。